薬屋のひとりごと猫猫の母親は梅毒で鼻がない鳳仙！羅漢に身請けの理由についても

「薬屋のひとりごと」の猫猫の母親の鳳仙（フォンシェン）は猫猫（マオマオ）を出産後、梅毒に罹り鼻が欠けてなくなり皮膚もただれ、緑青館の片隅に隔離されています。

鳳仙は男に媚びず愛想はよくありませんが、かつては美人で緑青館の中でも人気の妓女でした。

病床に伏せており青緑館で最期を迎えようとしていましたが奇跡がおきました！

二度と会えない、裏切られたと思っていた羅漢（ラカン）に身請けをされたのです。

猫猫の母親である鳳仙について、羅漢に身請けされた理由について解説していきます。

薬屋のひとりごと猫猫の母親は梅毒で鼻がない鳳仙！

以前は緑青館でも人気の祇女だった鳳仙。

囲碁や将棋がとても強く、特に囲碁は負け無しでした。

鳳仙は男に媚びず愛想の良いタイプではないのですが、それを好むお客さんもいて、どんどん会うための金額がつりあがっていきます。

碁の勝負のために足繁く通っていた羅漢ですが３ヶ月に１度、碁をするために会うのがやっとになります。

鳳仙は次第に人気妓女となって金額も高くなり、身請けの話が出てきました。

鳳仙と羅漢は互いのことを密かに想っていましたが素直になれずにいました。

鳳仙は羅漢に碁の勝負を持ちかけますが、勝負の途中の流れで二人は関係を持ちます。

このときに鳳仙は羅漢の子供（猫猫）を身ごもりますが、タイミング悪く家庭内の事情で羅漢は都を離れてしまい妊娠のことを知らぬまますれ違うことになってしまいます。

鳳仙は身請けも破談し、妓女としても格落ちしたのです。

鳳仙は猫猫を出産し、身請けの話も破談になったことで緑青館の信用も失墜してしまいました。

鳳仙は質の悪い客を取らざるを得なくなり、梅毒に罹り、知性も失って廃人同様となって緑青館の片隅で隔離されるようになったのです。

鳳仙と羅漢はあの夜以降、一度も会えずして鳳仙は病床に伏せることになりました。

この隔離部屋には梅梅（かつて鳳仙の禿だった）が見舞いにきたり、猫猫も薬を届けにやってきています。

猫猫は会話の中で実父である羅漢の話が出てきただけで拒絶反応が出てしまいます。

しかし羅漢は反対に猫猫の事が大好きです笑　「パパと呼んで」とか、ちょっとうざい笑

羅漢のことを嫌悪していた猫猫はある日、将棋で勝負を挑みます。

猫猫が負けたら自分は羅漢の子になる、猫猫が勝ったら緑青館の妓女を身請けしてほしいと。

羅漢がお酒にめちゃめちゃ弱いことを知っていた猫猫はあらかじめ、お酒に砂糖と塩をいれておきました。（お酒の吸収が早くなる）

羅漢はお酒を一口飲んだだけで酔い倒れてしまい、猫猫が勝ちました。

約束通り羅漢は緑青館の妓女を身請けすることになり、「好きなものを選ばせてやる」というやり手婆の言葉でどの妓女にするか悩みます。

羅漢は「どんな妓女であっても鳳仙のときのような衝撃はもう得られない。それなら良くしてくれた梅梅に報いてもいいかもしれない。」と思っていました。

梅梅（メイメイ）は羅漢が鳳仙と碁の勝負をしているとき、禿としていつもそこにいたのです。

しかし梅梅は身請けされる気持ちとトップの妓女としてまだまだ現役でやりたい気持ちが残っています。

梅梅は「選ぶならきちんと選んでくださいね。」そういって窓を全開にしました。

「勝手に開けるんじゃない」とやり手婆に怒られますが、外から聞き覚えのある歌声が、、、。

その聞き覚えのある歌声を聞いて、一目散に歌声のする方へ走る羅漢。

そこにいたのは病に侵され鼻もなくなってしまった鳳仙がいました。

「いくらでもいい。この女で頼む。」羅漢はやり手婆にそう言い、身請けを即決しました。

鳳仙の先は長くありません。。しかし二人はようやく一緒になれたのです。

幼い頃から鳳仙の禿として二人を見てきた梅梅は二人の幸せを願う一方、羅漢のことが好きでした。

窓を開けなければ、梅梅が選ばれていたはずなのにわざと窓を開けた。

失恋と嬉しさが入り混じって泣いている梅梅にもらい泣きをしてしまいました。。。

長い時間をかけてやっと結ばれた二人。

すれ違わなかったらどんな幸せな人生を送っていたのでしょう。

猫猫は後宮にはいなかったでしょうね。

鳳仙と羅漢が出会ったころ、碁を打つ鳳仙のそばに禿としていつも梅梅がいました。

窓をあけた梅梅の優しさに涙が出ます（泣）