「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」から60年後の話として劇場版ではデイジー・マグノリアが語り手となって話が進んでいきます。
デイジーの登場シーンは少ないのですが、デイジーはアニメ版に登場したアンの孫娘でした。
アンが登場した第10話は神回と言われていますね。
劇場版ではデイジーの曾祖母が祖母(アン)への誕生日カードを50年間分依頼していたことを知ったデイジーがヴァイオレットの足跡をたどります。
デイジーとアンについて、訪れたC.H郵便社の受付のおばあちゃんについて解説していきます。
ヴァイオレットエヴァーガーデン・デイジーはアンの孫だった!
デイジーがアンの孫娘だと知り、アンがまた劇場版で見られるなんて!と嬉しくなりました。
アンはお母さんが大好きな甘えん坊な子供でしたが、孫娘のデイジーは両親と上手く行っていません。
デイジーとアンについてまとめてみます。
ヴァイオレットエヴァーガーデン・デイジーとは?
デイジーはアニメ版には登場しておらず、劇場版に登場しています。
祖母のアン・マグノリアが亡くなった際、最後を看取らず仕事を優先させた両親に反発します。
医者の母は忙しく、祖母が死ぬ時まで祖母の様子の変化に気づかなかったため、デイジーは必要以上に母を責め立てます。
デイジーはどうして自分はこんなことを言うのか理解できず、素直になれない自分に苦しみます。
母親もデイジーもこれに傷ついていました。
両親が仕事に出た後に祖母の家で曾祖母が祖母に送った50年間の誕生日の手紙を見つけて読みました。
そこで曾祖母から祖母への「母親の愛」を知り涙が止まらなくなりました。
そして手紙が入っていた箱に古い新聞の切り抜きを見つけます。
そこにはある一人の自動手記人形について書かれた記事がありました。
「この人が…」確信したデイジーは手紙を代筆したヴァイオレットに興味を持ったのです。
彼女のことを知りたくなってC.H郵便社があるライデンへ旅立ちます。
デイジーの祖母・アンとは?
デイジーの祖母であるアン・マグノリアはアニメ版の第10話に登場しました。
7歳のアンは幼いながらも母親のクラーラ・マグノリアが病気で残された時間が少ないことを悟っています。
クラーラが手紙を書いてもらうために呼んだヴァイオレットは母親と部屋に籠もってしまい、アンは母親を取られてしまったような気持ちになりました。
「手紙を書いている時に自分もそばにいたい」と頼みますが、母親とヴァイオレットは許してくれませんでした。
アンは母親との時間を取られてしまい、ヴァイオレットのことを敵視していました。
一度は感情を爆発さてしまいますが、ヴァイオレットに諭されてからは一転して慕っています。
ヴァイオレットが書いたアンへの50年分の手紙とは?
神回と言われている第10話ですが、私ももちろん号泣でした。
思い出しても泣けてきます…。
「私が嫌な子だからお母さんが病気になってしまった」と泣いているアンにヴァイオレットは「どうにもならないことなのです。私の腕が貴方の腕のようにやわらかい肌にならないのと同じくらい。」と言いました。
このセリフはヴァイオレットが自分自身にも言っているように感じられます。
そしてヴァイオレットはクラーラから頼まれたアンへの50年分の手紙を代筆しました。
代筆を終えてC.H郵便社へ戻ってきたヴァイオレットは、同僚の前で思わず泣いてしまいます。
手紙が届く頃にはクラーラは亡くなってしまう、寂しがりやで甘えん坊なお母さんが大好きなアンは屋敷に一人残されてしまうとアンのことを思い涙が止まらなくなってしまったのです。
感情がなかった少女兵ヴァイオレットが他人の気持ちを想像し涙するまで人間らしく成長していました。
クラーラの死後、アンは母が依頼したバースデーカードを8歳から50年間、毎年受け取ることなります。
劇中では8歳、10歳、18歳、20歳になったアンに母親から手紙が届きました。
「背も伸びて随分大きくなったでしょうね」
「まだ本を読むのと踊ることは好きでしょう?」
「なぞなぞと虫取りは卒業した?」
「好きな人は出来た?恋の相談には乗れないけれど、あなたが選ぶ人ならきっと素敵な人よ」
誕生日が来るたびにそこにいなくても手紙で伝えられる母から娘への愛に涙が止まりませんでした。
アンのお母さんがヴァイオレットに依頼した50年分(50通)の手紙には最低50年は生きて欲しいって想いが長生きして欲しいっていう願いが込められているんだと思うとさらに泣けます。#金曜ロードショー #ヴァイオレット・エヴァーガーデン#ヴァイオレットエヴァーガーデン pic.twitter.com/vIXHlOCqkC
— Glanz (@abysstails) October 29, 2021
博物館の受付のおばあちゃんは誰?
現在は博物館となったC.H郵便社を訪れたデイジーはそこでヴァイオレットが載っている新聞の記事を見つけました。
昔C.H郵便社で働いていたという案内係のおばあちゃんが説明してくれましたが、このおばあちゃんはC.H郵便社で受付嬢をしていたネリネです。
見た目から80歳くらいでしょうか。デイジーが話しかけた時はこっくりこっくりと居眠りをしていましたね。
ネリネからエカルテ島のことを聞き、かつてヴァイオレットが働いていたという島の郵便局を訪ねます。
エカルテ島にはヴァイオレットがデザインされた記念切手もあり、この島では人口が少ないにも関わらずヴァイオレットのおかげで文通が今でも盛んであることなどを聞きました。
切手の色はすみれ色(ヴァイオレット)でしたね。
デイジーは郵便局から戻ると両親宛に「愛している」と手紙をしたためるのでした。
両親に反発をしていたデイジーですが、ヴァイオレットの足跡をたどることでヴァイオレットが代筆を通して伝えたかった想いがデイジーにも届いたのかもしれませんね。
まとめ
劇場版はアニメ版を見ていなくても冒頭に今までの話がまとめられています。
これだけでも内容は分かるのですが、見ていない方はぜひアニメ版も見て頂きたい!
まさか10話を映画に持ってくるとは予想もしませんでした。
親目線、子供目線どちらからも見ることが出来て冒頭から涙が止まりません。。。
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