「薬屋のひとりごと」の主人公猫猫(マオマオ)は出生を含め謎が多い人物です。
17歳とは思えない薬学の知識と人一倍の好奇心、正義感で、事件や謎を次々解決していきます!
孤児だと思っていましたが両親とも生きています。
後宮では他の侍女が嫌がる毒見役を楽しんでいて、変人にみられています。
猫猫の正体は何なのでしょう。
両親や気になる猫猫の小指が曲がっている理由についても解説していきます。
薬屋のひとりごと猫猫マオマオの正体と両親は?
養父の羅門(ルォメン)の元で育ったおかげで花街では珍しく、文字の読み書きができる猫猫。
薬や毒に人一倍興味があるので、左腕には無数の傷跡があり包帯で隠しています。
猫猫は一体何者?
猫猫の両親は羅漢と鳳仙
孤児かと思っていた猫猫ですが、実の両親は生きていました。
とある事情により羅門に育てられたのです。
父親は軍師の羅漢(ラカン)。
母親は元祇女の鳳仙(フォンシェン)です。
羅漢は連れてこられた花街で妓女の鳳仙に出会いました。
鳳仙は妓楼の中で一番碁が強く、軍部で負けたことのない羅漢と対戦したのが初めての出会いです。
その後鳳仙と碁と将棋をするためだけに花街へ通っていた羅漢でしたが、人気の出てきた鳳仙の金額が徐々に吊り上がり、3ヶ月に1度会うのがやっとになってしまいます。
その頃、鳳仙の身請け話も出てきたのです。
想い合っていた羅漢と鳳仙は関係を持ち、鳳仙が妊娠。
しかしタイミング悪く、羅漢は父親から遊説を命じられ、鳳仙の妊娠を知ることなく都を離れることとなりました。
「半年ほどで戻るから」と鳳仙に文を送るのがやっとでした。
このときは二度と会えなくなるとは思ってもいませんでした。
猫猫は養父の羅門と薬屋として働いていた
花街では妓女は母親になれません。
そのため猫猫は生まれてから引き取り手が決まるまで、緑青館のやり手婆と人気妓女の3姫である白鈴、梅梅、女華に育てられました。
その後、猫猫の引き取り手となった養父は元医官の羅門(ルォメン)です。猫猫の大叔父にあたります。
二人で花街で薬屋として働いていました。
猫猫は羅門のことを「おやじ」「おやじどの」と呼んでいます。ちなみに実父の羅漢のことは「あのおっさん」呼ばわりです笑
羅門は外見も性格も穏やかで、甥の羅漢は「叔父貴」と呼び慕っています。
羅門は元々後宮で医官をしてました。
薬に詳しく西洋医学にも精通していたので、猫猫に色々なことを教えました。
猫猫は幼い頃から自然に薬草にふれることで色々なことに興味を持ち、覚えていったのでしょう。
猫猫曰く「おやじは一の情報から、二も三も知ることができる人物」。
しかし羅門が思っている以上に猫猫が薬に興味を持ってしまったのは予想外だったかもしれません笑
後宮で働いているのは人さらいにあったから
猫猫は森の中に薬草を取りにいった際に「人さらい」にあって後宮に売り飛ばされてしまいます。
突然いなくなってしまった猫猫ですが、花街ではよくあることなのか、羅門も緑青館の皆もそれほど気にしていませんでした笑
本来だと本人や家族の同意のもと、国が女官として採用するので給料は本人、家族へ支払われます。
しかし猫猫は「女官狩り」にあってしまったんですね。
人さらいがそこら辺りの娘をさらって後宮に入れて、給料は自分たちへ振り込めといった商売です。
原作漫画には猫猫が借金があるわけでもないのに、給料を人さらいに分捕られているので腹を立てている場面がありました。
猫猫の小指が曲がっている理由は母親に切られたから
羅漢と連絡が取れなくなり、神経梅毒に罹っていた鳳仙は羅漢に裏切られたと思い、精神的に不安定になってしまいます。
半年で戻ると言っていた羅漢が遊説から戻ったのは実に3年後でした。
戻った羅漢が埃をかぶった文の山から1通の文と巾着を見つけました。
そこには小枝と見間違えてしまう程、変色し細くなった指が2つ。。。。(怖)
猫猫を出産後、鳳仙は「ゆびきり」として、自分の小指と猫猫の小指を切って羅漢に送りつけました。(ゆびきりの呪い)
自分の想いの本気度を伝えたかったのでしょう。
鳳仙はこの時、自分の指は根本から切っていますが、猫猫の小指は第1関節から切っていました。
猫猫の小指が曲がっているのはこのせいです。
指先だけだったら人間の指はある程度再生できるんですね。驚きました。
指先だけ切り落としたのは、母親のせめてもの想いでしょうか。
それにしてもつらいです。
まとめ
猫猫の小指が変形している理由に驚きました。
想いを伝えたい気持ちはわかりますが、子供まで切ってしまうとは恐ろしいですね。
猫猫の薬学の知識が豊富なのは養父の羅門の影響でした。
今後どんな謎解きをしていくのかますます楽しみです!!
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