「となりのトトロ」に登場するサツキとメイのお母さんは劇中、ずっと入院していてあまり登場しません。
劇中何の病気で入院しているのか触れられておらず、肺結核や妊娠説が多くありますがエンディングでメイが赤ちゃんと手を繋いでいるのはやっぱり妊娠していたからでしょうか。
無事退院出来たのか、その後についても解説して行きます。
となりのトトロ:お母さんの病気は何?
優しくて子供たちへの愛が溢れているお母さん。
登場シーンは少ないもののジブリの中でお母さんといえばサツキとメイのお母さんをお母さんを思い浮かべる人も多いと思います。
サツキには「軽い風邪のようなもの」と説明していますが何故入院しているのでしょうか。
お母さんのプロフィール
お母さんの名前は「草壁靖子」です。
年齢は不明ですがお父さんが32歳なので同じ30歳前後なのではないかと思います。
七国山病院へずっと入院をしていて、サツキが夏休みに入った最初の土曜日に一時退院が決まっていましたが、風をこじらせ延期になってしまいました。
髪をとかしたのはサツキのため
お母さんのお見舞いにきたサツキとメイですが、すぐお母さんに飛びついたメイとは対照的にサツキは恥ずかしがってお母さんの近くへ行けません。
そんなサツキに様子を察したお母さんはサツキの髪をとかしはじめます。
お母さんがいない家で家事やメイの世話をしているサツキと2人で話す時間を作っていたのではないでしょうか。
お母さんに甘えられないサツキのために甘えられる時間を作っていたのだと思います。
妹のメイが「メイも!」といって割って入りますが、「あとで!」と言っていましたね。
下の子供がきたら優先して上げると思いますが、この時はメイがきてもサツキを優先してあげていました。
お母さんの優しさが感じられる大好きなシーンです。
サツキの心の支えになっているはずです。
サツキとメイのお母さんの名前は草壁ヤス子。結核を患って入院しています。宮崎駿監督も幼少期に母親が脊椎カリエスで不自由の身になっており、その体験が反映しているらしいです。#となりのトトロ pic.twitter.com/GKopQwsyFt
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) August 17, 2018
入院しているのは肺結核?
お母さんが入院しているのは肺結核では?と言われています。
その理由はモデルとなった病院にありました。
モデルの病院が肺結核患者を受け入れていた
お母さんが入院しているのは「七国山病院」です。
「七国山病院」のモデルとなったのは東京都東村山市にある「新山手病院」です。
新山手病院のHPには「となりのトトロ」に登場する病院のモデルになったと記載があります。
新山手病院は、昭和14年に開設された結核療養所「保生園」を前身としているため、お母さんの病気も結核と言われているのではないでしょうか。
肺結核はお見舞いにいって大丈夫?
昔のTVドラマや映画には結核にかかってた人が隔離されて血を吐いてしまうシーンがよくありましたよね。
「となりのトトロ」ではお母さんは個室ではなく大部屋にいて、サツキとメイ、お父さんもお見舞いに行っていましたが大丈夫なんでしょうか。
結核は感染した場合初期のほうが感染力が強く、2~3週間ほどたてば感染力も弱まるそうです。
お見舞いに行っていたのは、入院してだいぶたっていたからなのでしょうね。
お母さんは妊娠している?
お母さんは妊娠して入院しているのではという説もあります。
一般的に妊娠中に入院するのは母体に何らかに異常がある場合です。
その場合は絶対安静のはずなので、起き上がって髪をとかしてあげたりなど出来ないと思います。
仮に出産後だとすると、母子同室になるのが一般的ですが劇中病室に赤ちゃんの姿はありませんでした。
赤ちゃんがいればお見舞いにいった際にはサツキとメイに会わせているはずだと思います。
お母さんのその後は退院?
劇中のエンディングでお母さんは無事退院しています。
タクシーを降りるお母さんにかけ寄るサツキとメイ。
そして赤ちゃんが登場するシーンがあったので、やっぱり赤ちゃんが生まれていた?と思った方もいるかと思います。
お母さん、サツキ、メイが川の字になって絵本を読んでいるシーンや3人でお風呂に入っているシーンがありましたが、赤ちゃんはそこにはいません。
モデルとなった昭和30年代はベビーブームでたくさん子供がいた時代です。
メイが手を繋いでいる赤ちゃんは近所の子や友達の弟、妹も可能性が高いのではないでしょうか。
まとめ
お母さんの登場シーンは少ないものの家族のことを思う優しさが溢れていました。
お母さんが無事退院したことでサツキもお母さん役から開放されて、子供らしい日々を過ごしているのではないでしょうか。
お母さんが一番望んでいることですよね。
家族4人で幸せに暮らしていることでしょう。
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