細田作品のトレードマークの一つとして親しまれてきたのが、クジラです。
細田守監督のオリジナル作品第6作目となる「竜とそばかすの姫」にも登場します。
クジラの正体と意味、一部で言われているしのぶくん説について考察して行きます。
龍とそばかすの姫:クジラの正体と意味は?
細田監督の作品にはどこかしらにクジラが登場しています。
過去の作品ではストーリーに大きく関わるものから、良く見ないと登場したのか分からないものもあります。
今回「龍とそばかすの姫」ではベルが歌うときには必ず登場しています。
スピーカーをたくさん背負って花吹雪の中を優雅に泳いでいる場面もありました。
クジラはベルの守り神?
大きな体を持ち寿命も長いクジラは、海の生き物や地球全体を見守る母親のような慈愛のエネルギーを発していると言われます。
地球の守り神とも言われているクジラは母親を亡くしてしまったすず(ベル)に寄り添い、守り神のような存在として描かれているかもしれません。
クジラはベルの歌を広めている
クジラの声は500キロ先にも届くことが分かっています。
東京~大阪間に相当する距離を、クジラは生の声で会話ができるのです!
今回はベルの歌を広めるために登場したのではないでしょうか。
実際ベルが初めてUの世界で歌った時、フォロワーが一気に増えUの世界の歌姫になりました。
龍とそばかすの姫・クジラの正体はしのぶくんのAs(アズ)?
ベルを背中に乗せてコンサートをしたりとベルに協力的なクジラですが、ネットではしのぶくんのAs(アズ)なのではという声が多く聞かれます。
一体どうしてなのでしょうか。
ベルを見守る姿がしのぶくんに似ている
現実世界では物静かですずのことを気にかけては「大丈夫?」と声を掛けていました。
Uの世界でゆったりと泳ぐクジラにも似ている部分を感じますね。
誰よりも近くですずを包み込む姿は、しのぶくんにぴったりです。
劇中終盤でベルがアンベイルし、すずとして歌った時もクジラはすずを励ますような形で登場しました。
しのぶくんはベルがすずだと知っていた?
幼い頃から家族ぐるみの付き合いがあったしのぶくんとすず。
すずは母親が無くなる前に母親のスマホを使って曲も作っていました。
仲の良かったしのぶくんに聞かせていたはずなので、ベルの歌声を聞けばベルがすずだと気づいていたはずです。
ベル(すず)の歌をみんなに聞いてもらいたいとクジラになった可能性もありますね。
現実世界でいつもすずのことを気にかけて見守っているしのぶくんは、Uの世界ではクジラのAs(アズ)になってすずを支えていた可能性が高いのではないでしょうか。
しのぶくん
久武忍/ひさたけ・しのぶ
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声: #成田凌主人公すずの幼馴染であり、何かとすずを気に掛ける。
幼い頃に、すずにプロポーズしたことも?#7月16日公開#細田守#スタジオ地図 pic.twitter.com/1JWSuNmlIx— スタジオ地図 (@studio_chizu) May 15, 2021
まとめ
しのぶくんのAs(アズ)はいないと思っていましたが、クジラのことを調べるうちにベルへの愛情が感じられて、クジラはしのぶくんなのではないかと思い始めました。
しのぶくんは現実世界ですずを見守る存在。
アズの姿では出来ない大切な役割です。
そのためにあえてアズを明らかにしなかったのではないでしょうか。
クジラの正体がしのぶくん説は高いと思います!
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