推しの子はアクアとルビーが主人公ですが、有馬かなの成長物語でもあります。
外見は文句なしにかわいい、裏ではとても努力している、なのに報われない。こんなに可愛いんだから幸せになって欲しいと思う方も多いと思います。
かなは幼いころから「10秒で泣ける天才子役」と呼ばれていましたが、成長するつれ仕事が減り不遇な日々を送っていましたが、アクア、ルビー兄妹との再会によってアイドルへの道を選び、芸能界で飛躍をしていきます。
ルビーは何故か、かなのことを「重曹ちゃん」と呼んでいます。
それは何故なのか、かなが思いを寄せているとアクアの関係について考察していきます。
推しの子・かわいい有馬かなが重曹ちゃんと呼ばれているのはなぜ?
幼い頃はドラマでの早泣きの演技が話題となり天才子役として人気が高かったかなですが、成長とともに次第に人気が落ちてきました。
かつては「ピーマン体操」という曲でチャート1位を取ったこともありましたが、その後にリリースされたCDは徐々に売り上げも減少。
「10秒で泣ける天才子役」として実力もあり人気もあったかなですが、子役の旬をすぎると役者としての仕事が減っていき、所属事務所との契約を解約してフリーとなっていました。
かなはアクアの影響で演技のスタンスが変わった
天才子役として様々なメディアに引っ張りだこだった有馬かな。
周りの大人にチヤホヤされわがままし放題の日々をすごしていました。
しかし、幼少期にアクアと共演したかなは監督の意図を汲んだアクアの演技を見て、初めて「負けた」と敗北感を味わいます。
この出来事はカナ自身が天才でないと自覚するきっかけとなりました。
アクアの演技に強い衝撃を受けたかなは、アクアを意識し始めるとともにこれまでの自己中心的な演技をせず、周囲の期待に応えたいと周りとの協調を重視したスタンスへと変わっていきました。
第61話では自身が主役だという演技をする黒川あかねに対し、かなは一歩引いた受けの演技をします。
その場面での主役を輝かせ、作品の質をより高めようとし、製作側からの扱いやすさも重視しているのです。
かつて天才と呼ばれた有馬かなですが、その本質は努力の人でした。
役者は体力だと言って毎日走り込みをしたり、苦手だった歌を練習して上達したり、周囲のレベルに合わせることで作品の質をまとめようと心がけています。
周囲の期待に応えるため、努力を重ね成長する有馬かなは尊すぎます。
かなは自分を輝かせる演技が一番得意
一歩引いた演技をするようになったかなですが、本当は周りを輝かせる演技だけではなく、自分自身が太陽のように輝く演技が得意。
第62話では自分が輝く演技を固く封印していたかなですが、アクアが有馬かなを輝かせるための受けの演技をしたために封印を解きます。
「アンタが私を変にさせる」として主役の輝く演技を取り戻した有馬かなの瞳の輝きが印象的なシーンです。
これにはライバルであるあかねも「本当のかなちゃんがも戻ってきた」と演技中にもかかわらず見入っていました。
このように本編の主役はアクアですが、「推しの子」は有馬かなの成長物語でもあると言えます。
かながアイドルとして覚醒するシーンがかわいい!
役者としての仕事がほぼなくなり、フリーランスで活動していた有馬かなにアクアが目をつけました。
ルックスが抜群、歌手の経験があるかなを新生「B小町」に加入させようとしていたのです。
アクアはかなについてルビーにこう説明しました。
「よく手入れされた艶々の髪」、「あどけなさの抜けない童顔天然」、「おバカっぽいキャラクター」、、、アイドルオタクであるルビーも「オタの人気を稼ぐ」と太鼓判を押しました。
最初は役者の仕事がますます無くなってしまうと乗り気でなかったかなですが、アクアに押し切られて苺プロ所属のアイドルに転身しました。
しかも他のメンバーのルビーとMEMちょの歌唱力がいまいちだったことからwww、嫌々ながらグループのセンターと務めることになりました。
かなはかつて自分の成長過程で周囲の人間やファンが離れていってしまった過去のトラウマから、ルビーやMEMちょに対して劣等感のようなものを感じていました。
そんな中、新生「B小町」にファーストステージの話が持ち上がり、元ダンサーの覆面筋トレ系ユーチューバーの「ぴえヨン」が新生「B小町」のサポートをしてくれることになりました。
献身的にサポートしてくれるぴえヨンに徐々に惹かれていくかなですが、そのぴえヨンの正体がアクアだと分かり混乱してしまいます。
そんな心境のままライブをしたかなは客席に自分のカラーである白のペンライトを見つけます。
ペンライトを振っているのはアクアでした。アクアはメンバー分のペンライトを振ってすかした顔でオタ芸をしていました。
そんなアクアの姿を見てかなは
「私がアイドルやってる間に必ずアンタのサイリウムを真っ白に染め上げてやる」
「私の事大好きにさせてみせる」
「アンタの推しの子になってやる」
と決意して、アイドルとして覚醒します。
このきらきらシーンのかなが本当にかわいいのです!
かなはルビーの言い間違いで重曹ちゃんになった
かなは子役時代に「10秒で泣ける子役」というキャッチコピーで知られていました。
これをルビーが「重曹を舐める子役」と何度も言い間違えてしまったのですが、そのインパクトの強さからファンがかなのことを「重曹ちゃん」の愛称で呼ぶようになりました。
かなはこのことに怒っていますが、自虐ネタとして使っていますwww
意外と気に入っているのではないのでしょうか。
有馬かなとアクアの関係を考察
2人の出会いは彼らが3~4歳の時、映画での共演が切っ掛けでした。
当時人気絶頂で自信に満ち溢れていた有馬でしたが、アクアの演技に衝撃を受け、彼のことを強烈に意識するようになります。
しかしその後10年以上疎遠になり、2人が再会したのは陽東高校(アクアは一般科、ルビーは芸能科))の入試を受けた際でした。
かながアクアに恋心を寄せることになったきっかけは、ドラマ「今日あま」での共演です。この作品でかなは主演を務めましたが、共演者の演技が大根ぶりだったせいもあって真価を発揮できずにいました。
アクアのことがずっと脳裏にあった有馬は、再会するなりアクアにドラマに脇役として出演しないか持ち掛けます。
自分の父親を探していたアクアは、ドラマのプロデューサーがアイの携帯に名前があった鏑木だと分かり快諾します。
アクアのおかげで生き生きとした演技ができたかなは、撮影中にアクアへの想いを自覚し恋する乙女の表情を見せています。
かなが恋に落ちた瞬間が、ドラマの台本にあった「恋に落ちた乙女の顔」というト書きとリンクしていました。きゅんきゅんするシーンでした♡
しかしアクアは出演した恋愛リアリティショーがきっかけで黒川あかねと仕事上の恋人関係となり、かなとアクアはギクシャクしていました。
このような関係のまま、かなは前述に記載した通り新生B小町のファーストライブのステージに立ちました。そこでアクアに対する自分の気持ちを改めて自覚したのです。
しかしその後、アクアはアイドルとして成長していくかなを見て、スキャンダルはご法度だと距離を置くようになりました。
アクアとあかねは正式に付き合い始めたものの、その後別れています。
原作第1巻6話で未来の出来事としてかながインタビューを受けています。
その中で「天才だってナイフで刺されればお陀仏です」と発言しています。
「アイ」がファンに刺されて死んだことは公になっていることなので発言としては不自然ではないのですが、発言直後に不謹慎だったと発言を撤回し「あーくんにおこられる…」と言っています。
これは「アイ」を意識したものですよね。
現在、かなはアクアの復讐については何もしりません。
今後、かなが復讐に関わってくるって事でしょうか!?
アクアのことを「あーくん」と呼んでいるのも2人の距離が縮まっているように感じます。
まとめ
現在のところ、かなとアクアは恋人ではないですが今後親しい関係に発展するかもしれないですね。
「推しの子」はかなの成長物語としての側面もあると思います。
かなにはアクアを支える人になって欲しいですし、報われてほしいです。
アクアの復讐に関わるのか気になります。
今後の展開が楽しみです。
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