「グレムリン」に登場するケイトはビリーの銀行の同僚で、仕事の後はパブでアルバイトをしています。
ビリーとケイトはお互い好意を持っていますが、ビリーはなかなか声をかけられずにいました。
クリスマスが近くなったある日、ケイトはビリーにクリスマスが嫌いだと告げます。
ビリーに打ち明けたケイトの告白が悲しすぎました。
告白についてとケイトを演じためちゃめちゃ可愛い女優フィービー・ケイツの現在について解説していきます。
グレムリン:ケイトの告白とは?
ケイトがクリスマスが嫌いな理由を告白した時、ギズモも思わず目を見開いて声が出ていました。
なかなかショッキングな内容でしたね。
ケイトには思い出したくもない悲しいクリスマスの思い出がありました。
ケイトはクリスマスのお祭り騒ぎが嫌い
老夫婦の家の前で聖歌隊が歌を歌い、その後ろをビリーとケイトが歩いていました。
先程までケイトはパブで酔っ払いのフッターマンを相手にしていていました。
「クリスマスのは誰かに愚痴をこぼしたいのよ。憂鬱になるのよ。」
「クリスマスは1年で一番ハッピーな時だぜ。」
「そうでない人もいるわ。贈り物もなくひっそりカミソリ自殺。自殺率が一年で一番高いのよ。」
「憂鬱な話しだ。君は祝うんだろう?」
「関係ないわ。クリスマスは嫌い。他の祭日は知らぬ間に過ぎていく。なぜクリスマスだけ大げさに祝うの?」
言い過ぎたと言ったケイトは家の中に入ろうとしますが、ビリーがここでデートの誘い笑
ビリーは今までケイトを誘えなかったのですが、まさかのOKをもらって驚いていました笑
まさかこのデートがグレムリンのせいで台無しになるとは知るよしもなかったでしょう。
クリスマス映画といえば
グレムリンだよね
フィービーケイツめちゃかわ pic.twitter.com/XurULS3zEQ— まルさん.ヌ (@maru3nn) December 24, 2021
クリスマスイブにパパが死んでしまった
グレムリンが追いかけて映画館に入ったビリーとケイト。
映画館の中はグレムリンによって荒らされていました。
突然ケイトが「クリスマスが大嫌い。」と言い出しました。
「何故だい?」
「嫌なことばかり起こるからよ。」
実はケイトが9歳のクリスマスイブに父親が亡くなっていたのです。
母親とケイトはツリーの飾り付けをして父親の帰りを待っていましたが、帰ってきませんでした。
会社に電話をしてもいない。それどころかクリスマスが終わっても帰ってこない。
警察に届けを出してケイトと母親は食事も睡眠も取らず不安の中、父親の帰りを待ち続けました。
外は雪が降っていたので暖炉に火を起こそうとしたとき臭いに気づきました。
消防士が煙突を壊しました。そこには猫や鳥の死骸ではなくサンタの服を着た父親の死体があったのです。
父親はクリスマスイブにケイトと母親を驚かせようと煙突に入り滑って首の骨を折ってしまいました。
ケイトはこの出来事でサンタクロースはいないと知りました。
9歳からケイトのサンタの夢は消えてしまっていたのです。
女優フィービー・ケイツの現在は?
ケイトを演じたフィービー・ケイツは1963年生まれでアメリカ合衆国ニューヨーク出身の女優です。
ディスコでスカウトされて「セブンティーン」誌でモデルデビュー。
1982年の映画「パラダイス」、「初体験/リッジモント・ハイ」ではトップレスになるシーンがセンセーショナルを巻き起こしました。
1980年代はブルック・シールズと人気を二分するほどの活躍した世界中が胸キュンしたアイドル女優です。
日本でもCM(サッポロ一番、アサヒキャンボーイ)に起用されるなど大人気でした。
当時の2大洋画雑誌「スクリーン」、「ロードショー」では常に表紙や付録のポスターになっていたほどです。
実生活では1989年に俳優ケヴィン・クラインと結婚し二児の母となります。
1991年に生まれた長男オーウェン・クラインは俳優として活躍し、現在は映画監督として活動しています。
1994年の主演映画「プリンセス・カラブー」を最後に女優業からは遠のいています。
2017年に夫のケヴィン・クラインがトニー賞で3度目の主演男優賞を受賞し、久しぶりにメディアの前に登場しました。
ファンからは「すっかりおばさん」「顔が不自然にパンパン」「本当にあのフィービー?ショック!」と散々な言われようです。
現在はニューヨークでギフトショップを営む実業家ですが「表舞台に出てきて欲しくなかった」といったように、昔のイメージのままで今を見せてほしくなかったと願うファンも多かったようです。
まとめ
ケイトの告白はスタジオ側から監督のジョー・ダンテに「悲劇なのか、喜劇なのか分からない。削除しろ」と要請があったそうです。
たしかにこの告白はインパクトありましたよね。同情していいのか、笑っていいのか分からない。
監督の狙いはクリスマス=楽しいものとする固定観念にとらわれず、忘れがたく一言では割り切れないザワザワとした感情を観客にもたらすことだったそうです。
劇中のモグワイのように可愛いと思っていた途端表情や姿を変える。
二面の要素をもった存在こそ「モグワイ」であり「グレムリン」という映画なのかもしれません。
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