天国大魔境の人食いの魚ヒルコの正体はククでした。
これまでの人食いヒルコを見ると高原学園の生徒の一部がヒルコになっているようなのですが、例外もありました。
魚ヒルコのククについて、学園の生徒がヒルコの正体なのか考察していきます。
天国大魔境・魚型のヒルコはクク!
ククは施設で暮らす長髪の女の子。コナの絵を欲しがり、トキオと取り合いになるなど活発な性格です。
好奇心旺盛で、トキオと一緒に施設の他の子どもたちは入ることができない侵入禁止区域に出入りもしています。カエルのように掌や足の裏で壁に張り付き、壁をよじ登る事が出来るなど驚異的な身体能力を持っています。第7巻では泳ぎや潜水が得意だと明らかになっていました。
第2巻でキルコとマルが東京へ向かう船に乗船した際に魚型のヒルコが現れました。
魚ヒルコの手には無数の人間の手のようなものがついていて船をよじ登ることが可能でした。
全身は水の膜につつまれていて、キル光線が効きません。さらに滑るように地上での移動することが可能です。
さらに口に含んだ水を強力な水鉄砲のように放ち攻撃してきます。
この魚型ヒルコの正体は、おそらくククでしょう。
魚型のヒルコは、船と同じスピードで泳いでいました。
無数の足で駆けるスピードが速いところも、ククに似ています。
魚型のヒルコも船の壁に張り付き移動をしていて同じ能力を持っていました。
キルコが船室の奥まで誘い込み、ヒルコを多くのダンボールに触れさせることにより水分を吸収させ動きをとめました。
その後マルのマルタッチ能力により死亡しています。
ククは予知ができるコナに魚ヒルコと同じような姿の怪物の絵をもらっていましたが、体に黒い斑点ができて死んでしまい、死んだあとは海に葬られています。
このことからも魚のヒルコの正体はククで間違いないでしょう。ククは病気を発症していたので、海の中でヒルコになってしまったと思われます。
第2巻の「クク①」の扉絵はククですが、「クク②」の扉絵では船でキルコたちを襲った魚のようなヒルコが描かれています。同じ方向を向いているので、ククであることが明らかになっています。
人食いヒルコの正体は学園の生徒なのか考察
悲しいですが、人食い(ヒルコ)の正体は全て壁の中にいた子供たちだと思っていました。
しかし学園の生徒ではない鬼のミイラのヒルコもいました。
いったいどうなってるんだー。
ヒルコの正体は元人間
20話で宇佐美が、人食いの正体は「怪物になる病気を発症して死んだ元・人間」だと発言していました。
タラオは不治の病を発症後、体中にアザの出て病気発症し亡くなりました。
タラオを火葬した後、ヒルコの核と同じようなものが残っていました。
タラオも焼かれなければ、ヒルコになっていたのかも。
壁の中にいた子供たちが、病気になり亡くなって人食い(ヒルコ)に姿を変えていると考えられます。
生徒以外に鬼のミイラのヒルコがいた
第6巻でミーナは生徒たちに「外の外に到達することがヒルコである皆さんの役割です」と言っています。このことから高原学園の生徒はヒルコということで間違いないと思います。
これまでに登場したヒルコを見ると前述に書いたクク=魚ヒルコ、アンズ=踊りが得意なヒルコ、オーマ=幻覚を見せるヒルコ。
ミミヒメ(星尾)は病気を発症しましたがマルのマルタッチによって核を潰されたためヒルコにはなりませんでした。
やはり高原学園の生徒の一部がヒルコ・人食いになっているようです。
しかし宇佐美(シロ)のように発病していない生徒もいるので全員がヒルコになる(発病する)とは限らない可能性もあります。
学園長の計画で造られた天国はあらゆる免疫を備えた身体と特殊能力を持った完璧な生徒をつくりあげたはずでした。
もしかして、過度な遺伝子操作によって不治の病となり、死亡後にヒルコとなってしまうのかもしれません。
しかし、先程も述べましたがミーナは「ヒルコの役割」を語っていました。
ミーナは生徒たちが死亡後にヒルコになることを知った上での発言ですね。
ミーナにとってはヒルコは計画通りなのでしょうか。
それと第8巻では400年以上も前の「鬼のミイラ」のヒルコが登場しました。
高原学園の生徒以外のヒルコが存在することは確定です。
まとめ
学園の生徒たちはなぜ不治の病を発病し死亡するとヒルコになるのか?
鬼ミイラのヒルコと生徒のヒルコは関係があるのか?
ヒルコについてはまだ謎が多く残っています。
これからの展開が楽しみです!
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