「アダムスファミリー」のモーティシアは怪しげで艶やかで凄く冷静なお母さんです。
見た目から妖怪人間ベラ的なイメージしかなかったのですが、エレガントさがあるだけでずっと目で追ってしまう美しさです。
有能そうなのに程よくマイペースでちょっと抜けてるのも可愛らしいですが、モーティシアの正体は人間なのでしょうか?女優についても解説していきます。
アダムスファミリー:お母さんのモーティシアの正体は人間?
モーティシアはアダムス家の母親であり、長身でぴったりした黒服のドレスを常に身につけており、青白い肌に黒髪と妙に細いウエストが特徴です。
どこか色気を漂わしていて立ち居振る舞いやすらっとした出で立ちが上品で美しいです。
名前の由来はMorticia、アメリカ英語での葬儀屋(mortician)からきています。
趣味は様々な毒草を育てること。好きな生き物はコウモリで、鍾乳洞に行ってコウモリを見るのが好きでペットとしても飼っています。
性格は非情なほどに冷静で、どんなことがあっても常に微笑を浮かべています。
モーティシアは家族のことを何よりも愛しており、アダムス家の真の家長は彼女であると言えます。
「アダムスファミリー2」ではデビーに夢中になっている兄のフェスターに会えないもどかしさで怒り心頭のゴメズを言葉巧みに発情!させ、気持ちを切り替えさせたモーティシアが凄すぎましたwww
モーティシアの正体は魔女
母親であるモーティシアの正体は「魔女」です。
モーティシアは魔女の血をひいているということが作中で明かされていて、「何度亡くなっても蘇る」という強い生命力を持っています。
ウエンズデー、パグズリー、ピューバートも魔女の血をひいていることになりますね。
ちなみに、夫のゴメスとの出会いも、モーティシアの最初の葬儀のときだったということが明かされています。
お互い一目惚れで相思相愛で結ばれました。
不幸なことが最高の幸せ?
モーティシアには物騒な遊びやイタズラを好む子供がいますが、それは邪悪なことや不気味なことはマイナスではなくプラスの出来事です。
先祖は、異常人格者や殺人鬼みたいな人ばかりで、皆ろくな死に方をしていないんですが、彼らはそれを誇りに思っていますw
アダムス家は世間一般の常識的な感覚とは全く異なる、独自の価値観で暮らしているんです。
ウエンズデーとパグズリーが喧嘩をしているときに普通の母親だったら止めさせますが、アダムス家の場合「そのバットはプラスチック製だわ。こっちの金属性にしなさい」なんですwww
常に普通の人の考えの斜め上を行く一家の考え方が笑えます。
モーティシアがバラの花を切り落として、茎だけのバラを生けてる場面もありました。
自分の持っている一般常識をくつがえすような場面でしたが美しさは人それぞれだし、これが常識だって思っていることを一度は疑う必要もあるかもしれないと感じました。
教えてることに反して物腰が凄く柔らかでエレガントだからなのか、こっちが間違ってる?って気にさせられてしまうほど説得力があります。
モーティシア役:アンジェリカ・ヒューストン
モーティシア役を演じたのはアメリカ出身で1951年生まれの女優アンジェリカ・ヒューストンです。
祖父は俳優のウォルター・ヒューストン、父親は映画監督のジョン・ヒューストンという芸能一家に生まれました。母親はイタリア系のバレリーナでしたが1969年に交通事故により他界しています。
1985年に「女と男の名誉」でアカデミー助演女優賞を受賞しています。
この作品は父親が監督を務めており、祖父、父親と、三世代続いてのオスカー受賞者となりました。
1996年にはジェニファー・ジェイソンリー主演の『冷たい一瞬を抱いて』で映画監督デビューもしています。
現在の姿もお綺麗です!
昨日のアダムス・ファミリーのモーティシア演じたアンジェリカ・ヒューストン、役じゃなくて素で魔女み強め。 pic.twitter.com/B55pWL2oa2
— エルコンドール・パサーオ (@eiga_kosuke1989) October 1, 2022
まとめ
私たちが持っている一般常識をくつがえすような場面。
観ている側もモーティシアの妖気にやられて、だんだん異質に感じていたものが普通に、もしくは魅力的に感じてきてしまいました。
そこにはアダムス家の互いを思いやる愛があるからだと思います。
他人がどう思うと子供をすごく愛してるところもすごく好きです。
常識から外れているようだけど、すごく大切なことを教えてくれてる気がしました。
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