ディズニー映画の傑作「ライオン・キング」がフルCGによる実写もアニメーションも超えた”超実写版”になって生まれ変わりました。
超実写版の本物と見分けがつかない映像美はまさに息を呑む美しさです。
最先端の映像技術を駆使した全編フルCGで作られていながら、そのリアルさは動物たちが実際に演技しているとしか思えないほどすごいのですが、超実写の撮影方法と合わせて解説します!
ライオンキングの超実写がすごい!
実写版とはいえフルCGで作られているので、「本当の実写と比べたらCG感はあるんだろうな~」って思っていたら、まるでドキュメンタリーのようにリアルだったので驚きました!
まるでアニマルプラネットを見ているかのよう!
超実写ってすごいですね!
自分が映画の世界へ入り込んでいるような感覚です!
超実写って何?
「ライオン・キング」はフルCG(コンピューターグラフィックス)で作られました。
実写とどう違うのか。
超実写が最新の超ハイクオリティのCG技術を使って実写やアニメーションを超える全く新しい世界を創造しました。
実写を超える、、、「作る側がイメージしたものをさらに超えてゆく」それが超実写です。
目を疑うリアルさがすごい
これ本当にCG?と思ってしまうほど映像美に引き込まれてしまいます。
ライオン、ゾウ、キリン、イノシシ、鳥と色々動物が出てきて生き生きと動いている姿は生きているとしか思えませんが、やっぱり一番は子ライオンのシンバ!
シンバのつぶらな瞳、体温も伝わってきそうなモフモフ感!どうしようもなく可愛い!
毛の1本1本ですら実際に触った感じも想像できるほどです。
呪術師ラフィキにかわって私がシンバをかかげたい笑
物語の肝となるシンバの元にあらわれるヌーの大群も迫力満点ですごかった!
まるで自分の身にも危機が迫っているような感覚!
危機がせまるシンバの様子に自然界の厳しさが感じ取れました。
光の表現がすごい
太陽の光が当たる部分、陰の部分、水たまりに反射する太陽の光、自然の描写もとてもリアルです。
私が好きなシーンの1つ、シンバに父親のムファサが歴代の王達が星になったと話すシーンは太陽が沈み始める夕暮れからスタートして綺麗な夜空まで映し出されました。
これを実写で撮るのはまず無理ですよね。
星の美しさも際立っていました。
「超実写版」ならでわのシーンではないでしょうか。
実はCGで一番表現が難しいのが「水」だそうです。
水たまりも雨の透明感もまるでリアル。
表現が難しいと聞いて鑑賞し直してもCGとは思えない笑
大人になったシンバが水を飲んだシーンではヒゲに少し水滴がついていてめちゃカワでした笑
ライオンキングの超実写はどうやって撮影した?
超実写版「ライオン・キング」の監督はジョン・ファヴロー監督です。
アベンジャーズシリーズなどの監督を努めていますが、2016年にCGの映画「ジャングル・ブック」で監督をしています。
「ジャングル・ブック」は主人公の少年モーグリ以外の風景、場所、動物たちはCGアニメーションで作成しクロマキー合成した作品です。
そこで培われた技術が「ライオン・キング」で生かされています。
「ライオン・キング」の撮影場所はVR(バーチャル・リアリティ)です。
モデルとなった場所はタンザニアにある「セレンゲティ国立公園」。
実際に国立公園を訪れて撮影したものをCGで再現、それをVRへ落とし込みVRの中で撮影をしました。
映像に人間視点が伝わるだけでなく、生き生きと動き回るキャラクターたちの姿を至近距離で収めることが可能になりました。
実写映画と同じようにボイスキャストが実際に演じた表情や動きを動物達のCGに反映して作り上げているんです。
実写に近い撮影方法を取っているからこそ、細かな部分でリアルが実現しているんです。
動物たちの筋肉の動きだったり、表情がとてもリアルでした。
VR空間の中でカメラのアングルを決めたりキャラクターの動きを確認したそうで、監督は「実写映画をVRの中で撮影しているようだった」と言っていますが、素人には感覚がよく分かりませんね笑
史上初となったVR空間で撮影された長編映画となった「ライオン・キング」は圧倒的な臨場感です。
まるで自分がサバンナの中にいるみたいな感覚です。
まとめ
実写の技術は自分が思っている以上に進んでいました。
アニメ版のストーリーに忠実でありながらも、最新の技術を使ってキャラクターに新しい命を吹き込み、リアルに生まれ変わった作品だということがわかりました。
そしてファヴロー監督の努力によって、実際のサバンナでも決して撮ることができない、唯一無二かつ最先端な映像世界が生みだされたといえるのではないでしょうか。
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